全国学力調査 廃止へ(?)
前回、福井県の高校入試事情について考察すると言いましたが、
前置きとして紹介したいニュースがありましたので、今日はそれを。
さて、今日は教育の話題。
以前より廃止の声が上がっていた全国学力調査ですが、
いよいよ廃止を含めた見直しが正式に行われたようです。
https://www.kyobun.co.jp/news/20191008_06/
福井県は、昨年度よりトップの座を石川県に明け渡していますが、
それでもなお中学校では1位、全体では3位と、
高いランクに位置しています。
が、その裏には、学校から大量の過去問を生徒に課すなどの、
いわば『テスト勉強の賜物』であるという実情があります。
そのため、テストそのものへの疑問と現場教員への負担を心配する声が高まり、
各県の教育研究所などからは廃止を求める声が上がっていました。
この全国学力調査の存在意義については、それぞれの意見があるところだと思いますが、
正直なところ、私も「必要ない」と感じます。
全国学力調査の内容 ≠ 入試で問われる内容
でしょうし、『教育』や『学力』、ひいては『幸福』の在り方も多様化している世の中では、
統一した物差しでそれらを計ろうとすること自体、ナンセンスに感じますね。
それこそ、統一した物差しとしての役割は、『入試』に任せればよいのでは、と思います。
『入試』や『合格』に価値を見出して勉学に励むかは、個人にお任せ、でいいのではないでしょうか。
みなさんは、福井県のメンツを守るために勉強するのではなく、
自分が藤島高校や高志高校に合格するために勉強するのです。
よっぽど、
・県出身者の就職率、非就職率の増減
・学生を含めた県民の生活満足度
なんかを比べる方が、学校教育の参考になるように思えますね。
いつから変わるのか、また廃止になるのかわかりませんが、
中1・2年生、小学生のみなさんは要チェック、ですね。