睡眠時間と記憶
こんにちは、こんばんは、おはようございます。
藤島高校・高志中高・福井大学附属義務教育学校・上位校合格請負塾
夢盟塾福井校の塾長です。
今日は、睡眠時間と、記憶にまつわるお話。
記憶の定着と、睡眠時間の確保には大きな因果関係があります。
厳密には、長期記憶の定着には、一定時間以上の睡眠が不可欠、と言われています。
試験前一夜漬けの短期記憶は別として、
定期テストや入試に向けての長期的な勉強を行っていくうえでは、
『睡眠時間の確保』は『勉強時間の確保』と同レベルの重要性を持っています。
睡眠には、大脳の活動が停止しているノンレム睡眠と、
大脳が活動しているレム睡眠(夢を見る睡眠)とが交互に繰り返される、という特性があります。
この二つの睡眠が1セットでおよそ1時間半なので、
1時間半の倍数の睡眠時間をとると、レム睡眠の終わりにすっきり目覚められる、
といった話を聞いたことがあるのではないでしょうか。
しかし、単純に1時間半の倍数なら何でもよい、ということではないようです。
なぜなら、このノンレム-レム睡眠のセットは、
回数によってそのノンレム睡眠の長さ=眠りの深さが異なるからです。
ノンレム睡眠の長さは、眠り初めの2セット~3セットが最も長く、
終わり(目覚める前)の2セットが短くなるようになっているようです。
このため、眠りについてから3時間~4時間半ほどは、揺すっても起きないような深い眠りに、
4時間半以降は夢うつつの浅い眠りになり、起床しやすくなる、ということです。
ん?2時に寝ても6時半に起きるなら、
最初の深い眠りがあるからそれでいいんじゃね?
そう思ったあなた、残念。
記憶の定着に必要なのは、後半の浅い眠りのときのノンレム-レム睡眠なのです。
前半の深い眠りの際には、前日の嫌な記憶の忘却を、
後半の浅い眠りの際には、前日の有用な記憶の整理・定着をおこなっているそうです。
つまり、睡眠時間が4時間半以下の人は、
ただ前日の嫌なことを忘れて、頭がボーッとした状態で起床することになります。
前日の勉強内容が脳に定着しないのみならず、
この状態では、脳も十分なパフォーマンスを発揮することができないため、
そのまま一日ボーッと過ごす以外なくなってしまうというわけです。
長ったらしい能書き(脳だけに)はここまでとして。
点数上げたけりゃ、たくさん記憶したけりゃ。
最低でも1日6時間以上は寝なさい!
12時(てっぺん)回ってから無理に勉強しない!
スマホ・ゲーム・なんて言語道断!
成績上げたきゃちゃんと寝ろ!
よし、私も今日は早く寝る!
今日の肩のトレーニングの動きを定着させないといけないんでね。
Good Night!