親の心、子知らず

こんにちは、こんばんは、おはようございます。

藤島高校・高志中高・福井大学附属義務教育学校・上位校合格専門

夢盟塾の塾長です。

 

『親の心、子知らず。』

 

そんな言葉が、昔からありますね。

言葉の意味は、

 

・親の子に対する深い愛情がわからず、子が勝手気ままにふるまうこと

・自分が親になってみなければ、親の気持ちはわからないということ

 

と、あります。常識ですね。

 

ただし、この言葉を、どう解釈し、行動するか、はたまたしないか。

それぞれのお母さんによって、大きく分かれます。

 

とあるお母さんは、

『私がこんなに愛していること、心配していること、分かってもらわなくちゃ!』

と思い、子どもの先回りをし、行動します。

この際、少しでも危ない方向に行くようであれば、すぐに叱り、軌道修正を促します。

 

とあるお母さんは、

『親は親、子は子。好きにやって、いろいろ学んでもらえればいいわ。』

と思い、特に何もせず、放任します。

他人様に迷惑をかけたり、人道的に誤った行動をしない限りは、ある程度見守ります。

 

どちらの方が、お子さんによい影響をもたらすのでしょうか。

 

これについては賛否両論だと思いますが、

私の経験則と持論を話すならば、後者の『放任』がお子さんの成長に繋がります。

 

お母さんが先回りして「心配ごと」や「危険」を潰して回ると、

お子さん自身がその解決法や回避する術を学ぶ機会を奪ってしまいます。

また、多少の苦悩に対する耐性も、養うことができません。

 

問題解決能力や危機回避能力、ストレスへの耐性を身に着けずに、

社会に出て責任を持つ立場になるとどうなるか。

答えは、明白ですね。

 

自分は何でもできる!と思っていたけれど、それはお母さんが作った安全な『柵』の中でだけ。

一人で社会に出て、困難にぶつかったとき、挫折し、立ち直れず、そのまま社会から離脱。

そんな未来が、待っています。

 

これからの社会では、これまでのセオリーでは通用しない壁が、数多く立ちはだかります。

技術と労働形態が著しく変化していく社会で生きていくには、

若者は柔軟な対応力と忍耐力を備え持つことが求められるでしょう。

いわば、私の年代以前の旧時代的な考え方だけでは、生きていけないのです。

 

親御さんが先回りをして、いろいろ面倒を見る時代はとっくに終わっています。

お子さんを見守り、ともに学んでいく。

その姿勢が、「新時代のお父さんとお母さん」にも、求められているのです。

 

だから、です。

『親の心、子知らず』 で、いいんです。

きっと、お母さんの心配事の多くは、杞憂です。

本当に大事な部分を大切にし、そこさえ守ってあげれば、

お子さんは失敗と成功を繰り返しながら、タフに育って、巣立ってくれますよ。

 

間違っても、『成功だけ』を祈らないように!