福井市中学校のテスト結果表の正しい見方とは?
福井市の国語に強い学習塾
夢盟塾福井校 塾長の原谷です。
定期テストが返却されると、気になるのは、その結果表。
みなさん、この結果表を、正しく分析して、受け止めることができていますか…?
「うちの子、校内順位が上がらない!頑張りが足りないのかしら?」
「定期テストと実力テストじゃ平均点が違うから、どうやって見たらいいのかしら?」
そんな中学生のお母さん方に、今日はテスト結果表の正しい見方を伝授します!
まず初めに、前提のお話し。
福井市(または福井県全体)の公立中学校では、テスト結果表に以下の情報が掲載されます。
・お子さんの点数、学年内順位
・学年の各教科、5教科合計平均点
福井は、今でも珍しく学年内順位をハッキリと公表する県です。
ちなみに、お隣の石川県では学年内順位が公表されない代わりに、学年全体の度数分布表(ヒストグラム)が公表されます。
私としてはヒストグラムの方が有益であり是非公表してほしいところですが、無い袖は振れません。あるもので、分析していきましょう。
まず、仮の成績表をご用意します。
福井市の公立中学校でよく見るテスト結果表ですね。
見るポイントを、順番に解説します。
①お子さんの点数と平均点との差
基本的には点数ではなく、平均点との差を見ます。
合計点なら、 428(お子さんの点数) – 335.4(平均点) = +92.6(平均点との差)
1教科なら、 88(数学) – 71.8(数学平均点) = +16.6(平均点との差)
といった具合です。
そして、平均点との差と、私がいつもお話しする各学校ボーダーとの比較をします。
★藤島高校なら…
Aライン(合格率80%~) 平均点+155点~(1教科+31点)
Bライン(合格率50%~) 平均点+145点~(1教科+29点)
Cライン(合格率20%~) 平均点+130点~(1教科+26点)
★高志高校なら…
Aライン(合格率80%~) 平均点+130点~(1教科+26点)
Bライン(合格率50%~) 平均点+110点~(1教科+22点)
Cライン(合格率20%~) 平均点+100点~(1教科+20点)
ここに照らし合わせて見ましょう。
すると、上記の成績表の場合、
「高志Cライン付近。このままだと、上位校は危うい。失点の理由を明らかにして、確実に取れる点数を増やそう。」
といった分析になるわけです。
各教科の達成度を見る場合は、合計点の点数を÷5したものに照らし合わせてください。
上位校を目指すにあたって、自分の立ち位置や弱点が、テストの難易度に関わらず明確になりますよ。
②学年順位
福井県1学年の人数における各学校の定員の割合をもとに、現在所属している集団内で上位何%に属しているか、これを見ます。
藤島高校 … 上位5%
高志高校 … 上位10%
本当はもうちょっと細かいのですが、計算しやすいよう、このように設定します。
1学年160人の場合、
藤島合格(上位5%)… 8人
高志合格(上位10%)…16人
この中に入っていれば、合格率50%越え、といってもよいでしょう。
各教科の達成レベルも、この人数内にいるかいないかを見ましょうね。
以上が、テスト成績表の正しい見方になります。
が、本当はもっともっと細かいところまで分析することが出来ます。
問題とセットで見せてもらえれば、「お子さんの学年のレベルが高いのか低いのか」や、「今周りに勉強を頑張っている子がどれくらいいるのか」といったことまで分かります。
「うちの子の弱点を見つけてもらいたい!」
「うちの子の学年のレベルについて、分析してもらいたい!」
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