因果関係を読む力

福井市の国語に強い学習塾

夢盟塾福井校 塾長の原谷です。

 

因果関係が瞬時にわかる、ということは、国語読解において非常に重要な力になります。

例題を挙げてみますね。

 


カラスが、目とにおいのどちらでエサを探しているのか調べるために、次のような実験をしました。

カラスの大好物である鶏のから揚げにマヨネーズをかけたものを二つ用意し、一つを透明なビニール袋に入れて密封し、もう一つを新聞紙で密封しないよう包み、それらをゴミ捨て場に置いておきました。

その結果、カラスはビニール袋に入ったから揚げを食べただけで、新聞紙に包んだから揚げには気づきませんでした。

したがって、カラスは( ① )ではなく( ② )でエサを探していると言えます。


 

さて、①と②にあてはまるのは、何でしょうか?

 

 

正解は後ほどお話しするとして。

このような問題に対して、瞬時に答えが出る子は、「因果関係が読む力」があるといえます。

逆に、分からない子は、以下のような説明をしてやっと問題の答えが分かります。

 

 

・この文章は、カラスが"目"と"におい"のどちらでエサを探しているのか、ということについて説明している。

・透明なビニール袋で密封すると、目で見えるがにおいは分からない。
⇒これを食べたら"目"でエサを探しているということ。

・新聞で密封せずに包むと、においは分かるが目では分からない。
⇒これを食べたら"におい"でエサを探しているということ。

※両方食べたら、両方で探しているということ。

・カラスはビニール袋の方を食べたが、新聞紙の方を食べなかった。
つまり、①におい ではなく、②目 でエサを探している。

 

 

ね?大変ですよね?

分かる子は説明なしに瞬時にわかる。

分からない子は、順を追って説明して、やっと分かる。

その差が、「因果関係を読む力」なのです。

 

 

じゃあ、どうやったら「因果関係を読む力」が身に付くの?

 

 

これはですね、座学によって身につけようとするものではないのです。

日常生活において、 疑問を持ち、その答えを予想し、確かめる という思考サイクルをいかにこなしているか、それが表れるのです。

 

 

お家の人と一緒になって、

「なぜかな?」

「どうなると思う?」

「どんなことが分かった?」

と考える機会を増やしていくことが、因果関係を読む力を鍛える一番の方法ですよ。